ASローマ vs FCバイエルン・ミュンヘン【前半】バイエルンはアリエン・ロッベンが2ゴール、さらにマリオ・ゲッツェ、ロベルト・レバンドフスキも得点を挙げて開始30分で4点と大量リードを奪う。さらに36分にはトーマス・ミュラーがPKを沈め、ローマの苦境にさらに追い打ちをかけた。後半に入るとジェルビーニョの得点でローマが1点を返したが、バイエルンはフランク・リベリ、ジェルダン・シャキリのゴールで7-1とし、欧州カップ戦のアウェーマッチではクラブ史上最大の勝利を記録。一方のローマにとっては、これまでの欧州における最大得点差の大敗となった。
両チームともに攻撃的な先発メンバーで臨んだこの一戦だったが、バイエルンのジョゼップ・グアルディオラ監督の頭にはある計略があった。試合開始直後はロッベンを低い位置に置き、ローマのDFにこの選手を意識させない作戦をとったのだ。その後、ロッベンはエリア内に侵入。自慢の左足でアシュリー・コールをかわすと、カーブをかけたシュートをファー側の隅に突き刺す。これはGKモルガン・デ・サンクティスも止められず、バイエルンが早々に先制点を奪った。