L’histoire Secrète du Petrole(石油の秘密の歴史)1982セブン・シスターズ
石油市場において、第二次世界大戦後から1960年代に石油輸出国機構(OPEC)が主導権を握るまでほぼ独占状態に置いた国際石油資本7社。
1 スタンダードオイルニュージャージー(後のエッソ石油、その後1999年にモービルと合併しエクソンモービル)
2 ロイヤル・ダッチ・シェル(オランダ60%、英国40% )
3 アングロペルシャ石油会社(後のBP)
4 スタンダードオイルニューヨーク(後のモービル、その後1999年にエクソンと合併してエクソンモービル)
5 スタンダードオイルカリフォルニア(後のシェブロン)
6 ガルフ石油(後のシェブロン、一部はBP)
7 テキサコ(後のシェブロン)
世界で初めて原油が噴出した、ペンシルバニア州のタイタスビルにあったドレーク油田です。
*この油田では既に生産が停止されており、現在は博物館になっています。また、オイル川という川があることから、この辺りはオイルクリークと呼ばれていたようです。
① 1855年、タウンゼントという実業家が、エール大学の化学教授ベンジャミン・シルマンから、ランプ用として石油の使用を勧める報告書「ROCK OIL, OR PETROLEUM」を受け取りました。
*当時、ランプにはマッコウクジラの油が使われていましたが、品不足でした。
② タウンゼントはシルマン教授ともにセネカ・オイル社を設立し、オイルクリークの調査を元機関士のエドウィン・ドレークに命じました。
*ドレークは、鍛冶屋で天才的な井戸掘り人夫のウィリアム・スミスの補佐を受けて調査を行いました。
③ しかし、何度試掘してもうまくいかず、資金が底をついてしまい、1859年8月27日に作業中止が決定しました。
④ ところが幸運なことに、中止を決定した8月27日の夜中、地下20mの岩の割れ目から突然石油が噴出しました。これがドレーク油田です。