ゾイドサーガDS 英語版パッチプレイ 第4章 - ジェネシス編: 消えたムラサメライガー『ゾイドサーガDS:レジェンド・オブ・アルカディア』は、「ゾイドサーガ」シリーズの完結編です。
本作には、初代『ゾイドサーガ』、『ゾイドサーガII』(海外版タイトル:Zoids: Legacy)、そして『ゾイドサーガIII:フューザーズ』のシーンが含まれており、グラフィックやサウンドも強化されています。さらに、TVアニメ『ゾイドジェネシス』からのゾイドやストーリー要素も新たに追加されています。
ゲームシステムは伝統的なJRPGスタイルで、プレイヤーは歴代ゾイド作品のキャラクターや機体を操作します。敵ゾイドはフィールド上を徘徊しており、接触するとターン制バトルが始まります。本作は、@Traceeytrace によって2022年に英語パッチが制作されました。
基本的なゲームプレイは従来の『ゾイドサーガ』と同様ですが、タカラトミーはDSのデュアルスクリーンを活用して「レーダーシステム」を導入。レジーナは主人公に「アーム・レトコム」という左腕に装着する不思議なデバイスを渡してくれます。これはマップ、アイテム探知、罠の検出、ゾイド発掘機能を備えたレーダー腕時計で、現在はレベル1ですが、中盤以降でどんどんアップグレード可能です。
ジェネシス編に突入したパーティは、周囲の人々に現状を尋ねます。ここではディガルド帝国が支配しており、抵抗すればバイオゾイドの大群を差し向けられ、死刑に処されるという恐ろしい事実が判明します。「罠レーダー」と「採掘レーダー」は村人から譲られ、使用方法も教えてくれます。罠レーダーは赤いマスでトラップの場所を表示し、そのマスに乗ると爆発が起こりゾイドに小ダメージを与えます(致命的ではありませんが、フィールド上で「走る」操作をしていると、避けられないことが多いです)。採掘レーダーは地中に埋まったゾイドのコアやZiデータに近づいたことを知らせてくれる機能です。まさに考古学的トレジャーハントのような要素です。
道中、パーティは初の採掘で財宝(私の場合はゾイドコア)を掘り当てた後、オーピスと遭遇します。パーティはこの時代で彼の計画を知っているものの、最初の出会いでオーピスは王子を「情けない」と嘲笑い、レジーナの怒りを買います(レジーナは家庭教師や護衛以上に、お姉さんのような振る舞いを見せることがあります)。彼女は即座に決闘を申し込み、王子にも戦うよう促します。王子もすぐにそれに応じました(王子、今何か考えてた? もしかしてちょっとためらってた?)。
時空移動装置により別の場所へ転送されたパーティは、ディガルド帝国とラー・カーン率いるチームとの戦いに巻き込まれます。バイオゾイドは非常に強力で、こちらの攻撃がまったく通じません。どうやら一部のバイオゾイドは「シールド無視」特性を持っており、Eシールドを展開していても通常ダメージを受けてしまいます。また、ブレード型のゾイドは専用のアニメーションでゾイドを真っ二つにし、その際に画面が赤く染まります(もしこれがアニメだったら、かなり血生臭いシーンになってたかも…)。ラー・カーンがいなければ、即座に全滅していたことでしょう。助けてくれた彼に感謝を伝えると、彼は「メタルZi」という素材について教えてくれます。それはバイオゾイドの強固な装甲を貫くことができる金属とのこと。状況はますます複雑に…。
ちなみに、ここで出現する野生ゾイドはバイオゾイドではなく、当時のタカラトミーが展開していたモデルに基づいた通常ゾイドです。個人的には、野生のバイオゾイドを倒してZiデータを収集し、味方にできる展開を期待していたので、ちょっとがっかりしました。
ともあれ……王子!戦いの時です!