魂を売るとはどういうことか、その実験をした人の貴重な体験談である。イエスが悪魔から契約を結ぼうと持ち掛けられる場面――「オレに跪けば、ほしいものは何でもやろう」――によく似ている。結果は正反対だったが。最後まで読むと、いま彼女は、過去の体験を正直に語り、将来の自分に起こることを報告することで、人のために尽くそうとしていることがわかる。(私のように)レディ・ガガなどを馬鹿にしていた人は、目を開かれるだろう。
lady gaga says illuminati dark forces have made her ill
ポップスターのレディ・ガガは、イルミナティのメンバーだったことを、初めて公然と告白し、この秘密結社に加わったことを後悔していると言った。
苦痛を伴う線維筋痛症候群(FMS)に苦しむガガは、自分の長期の病気は、彼女の芸能生活の初期に、「イルミナティに魂を売り渡し」、体の中で「暗黒の勢力」が力を発揮するのに任せた結果だと思うと言った。
彼女が正直にこの話をしたのは、やがて出るNetflixのGaga: Five Foot Twoという、悩みをもつこのスターのありのままの姿を描いた、ドキュメンタリー映画の中である。
余命僅かながらも懸命に生き抜こうとする少女と希望を失ったかつての名ピアニスト、ふたりの交流をステルヴィオ・チプリアーニの美しいメロディに乗せて紡ぐ感動のラブストーリー。
フランスで最も有名な世界遺産モン・サン・ミシェルやモンマルトルなどの美しい風景をバックにステラに扮したパメラ・ヴィロレージの初々しくも健気な姿が涙を誘う。
STORY
不治の病に冒され、残された人生を精一杯生きようとする少女ステラ。彼女は、自信を喪失したかつての名ピアニスト、リチャードと出会った。二人は反発しながらも、次第に惹かれ合う。ステラは彼の才能を再び開花させたいという夢を抱き、彼もまたもう一度名声を取り戻したいと願うようになる。
夢はやがて身を結ぶ。リチャードが完成させた曲は「ステラに捧ぐ」と名付けられ、パリのコンサートで演奏することになった。だが、その日は、永遠の愛を残して人生を終えようとする、ステラ最後の日でもあった。