1.はじめに
RaspberryPiの新OS:bullseye(2021/10/31リリース)を検証しました。約1週間検証して、弊社の製品に取り入れて、AWS IoT関連の開発キットに採用し、2022年1月31日に製品としてリリースします。
https://spectrum-tech.co.jp/products/aws_iot.html
2.bullseyeの検証結果
(1)bullseyeの概要
以下からダウンロードできます。
https://www.raspberrypi.com/software/operating-systems/#raspberry-pi-desktop
Raspberry Pi OS with desktop
Release date: January 28th 2022
System: 32-bit
Kernel version: 5.10
Debian version: 11 (bullseye)
Size: 1,246MB
(2)感想
・Pi4B 4GBで検証しました。外部電源を使わないとパソコンのUSBだと立ち上がらない。5V 3Aの電源が必要。(Buster版だとパソコンのUSBでlow voltageのアラームはあったが立ち上がる)
・python3.9.2を使用。AI関連の検証は今後しますが、AWS IoT関連だと問題なく動作。
・opencv, aws, iotセンサ、カメラ各種の検証をしましたが最初のリリースにしては、バグは少ないので、早めに移行をお勧めします。
(3)トラブル関連
・Picamera v2がVNCだとプレビューがでない。libcameraの場合。以前のpicameraのアプリだと動作。ダウングレードした方がよい。
・opencv-pythonのアプリで一部エラーが出たが、依存関係のモジュールで正常動作。(2日間位かかる)
・pyenv関係で、pyenv globalが動かない。pyenv localで動作。原因不明。mac m1も同じ現象あり。
・Adafruit_Python_GPIOでエラー。2日間で個別に改造して動作。ベンダはもうサポートしていないので、エラーで困ったら。有料でサポートします。
(4)今後の予定
・2月にはtensorflow,pytorchなどのAI関連の検証予定。たぶんpython3.9では動かないと思われる。仮想環境を構築して実施の予定。
3.問い合わせ先
当社の強み
・無線LANの専門調査会社として、セキュリティから電波までの無線LANの専門性を強みとしております。
・無線歴35年、SI歴25年の専門家が対応します。
・自社所有の測定ツール(Linux,スペアナ、電波診断ツール、セキュリティ診断ツール、トラヒック診断ツール)により迅速に対応します。
スペクトラム・テクノロジー株式会社
https://spectrum-tech.co.jp
電話:04-2990-8881
email:sales@spectrum-tech.co.jp
担当:村上