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獣医師の男は、業務用の注射器840本を、インターネットを通じて約5万7000円で違法に転売していたとみられています。

　福島県いわき市の獣医師・沓澤亮治容疑者（44）は先月、県の許可がないにもかかわらず、ブリーダーの西田利行容疑者（56）に注射器840本を約5万7000円で売った疑いが持たれています。警視庁によりますと、注射器は沓澤容疑者が業務用として購入したもので、西田容疑者を通じ、インターネットで全国に販売されていました。5月ごろから2000本が売られていて、覚醒剤を打つために使われたケースもあったということです。取り調べに対し、沓澤容疑者は「西田とは昔からの付き合いだった。小遣い稼ぎにもなったので、軽い気持ちで売っていた」と容疑を認めています。