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米共和党、民主党が一致して見ている最重要州がある。ペンシルベニア州、フロリダ州、ミシガン州、ウィスコンシン州である。こうした州での世論調査では、バイデン優位となっている。コロナによるトランプの初期対応の失敗、景気後退がトランプにマイナスに作用している可能性がある。過去9回の米大統領選挙を当てたというアメリカン大学のアランリッチマン教授は、コロナで景気後退になれば、トランプの再選は危ないと指摘する。他方、別の見方もある。トランプが、最重要州にある自らの基盤の支持者の投票率を上げれば、代議員を獲得でき、結局トランプは勝利するという見方である。米大統領選挙は、人気投票ではないからだ。選挙まであと半年あるが、現在の情勢でもトランプ再選のチャンスは有ると見える。