目的語が2つあるのですよ。
前置詞をつけたらわかりやすいですが、
I make a ring to you.ならわかるのですが、
私みたいな神だったら
I make you a ring.というと
「私は、あなたを指輪に変えた」の意味にもなるのです。
日本語でも多義的に解釈できる文があるのですよね。
これは前後の文脈で意味を確定させる文になっています。
これは、イギリスの英語のオックスフォード大学の語源学者であった
C.T.Onions が発表した「An Advanced English Syntax(1903)」に書いてあった
分類を使っているのですよね。
5文型だけでは意味が通じない文があったので
R. Quirk et al.(1985)が、SVA,SVOAという2文型を加えて、
より精緻な7文型としていました。
ジーニアス英和辞典を読むと
7文型で分類されていました。
Aは副詞です。例えば、「in London.」
「SV」は1文型です。「I live in London.」
「私はロンドンに住んでます。」ただ、それだけです。
SVOAもそうです。
同じ理由で8文型に分けて説明している人もいます。
SVOP(主語、動詞、目的語、詳しい説明)と言った人もいます。
例えば「I am fond of traveling on a plane.」
PはOを補足している意味になります。
英語表現には、
「補語・目的格補語・目的語・現在進行形・受動態・完了形・to-不定詞・動名詞・従属接続詞・関係代名詞・助動詞・分詞構文など」があるので、
これらを1つのパターン、1つの品詞で使う感覚でまとめたような説ですよね。
確かになかなか面白いかなと思います。
例えば、「Nice to meet you.」とか「Glad to meet you.」と言われても
「何文型?」と思っちゃいますよね。
細かく見ていったら何文型でもできると思いますけどね。
英語は自在に作れますよね。ただ、5文型が基礎であるというのは、
どの意見でも変わらないので。
第4文型だと
SVO1O2ですが「あげる」が第一の意味です。「変える」が2番目の意味です。
例文で覚えて下さい。「I made you a ring.」あげるが第一です。
変な意味で、「私はあなたを指輪に変えた。」こういう意味にもなるので、2番目は「変える」です。
O2は、名詞以外でも、過去分詞、動詞、形容詞の場合もあります。
例えば、「My mother made me study hard.」
S V O(me) study(動詞)hard(形容詞)。
母は私をめっちゃハードにしたんだ。
辛いという意味ですから。辛くしたんだ。
何で辛くなったんだというと勉強させて辛くなった。
そうしたらhardは副詞もあるので、
動詞にかかってるのかなと分かるので、
たくさん勉強させたのだという意味で読解できます。