スイス vs フランス【後半】FIFA ワールドカップ グループリーグ 2014 開始早々に交代カードを1枚切らざるを得なかったスイスを尻目に、フランスはセットプレーからジルーが先制点を奪取。その直後にも相手の集中力の欠如を見逃さず、リードを広げる抜け目のなさを見せた。完全にペースを握ると、組織的なディフェンスと手数を掛けないカウンターで、付け入る隙を与えない。3点のリードを得て、前半を最高の形で折り返す。後半も素早いアプローチと要所を締めた守備で、無失点のままゲームを進めると、ベンゼマを軸とした鋭いカウンターがさく裂。途中出場の選手を含めてほとんどの選手が攻撃に絡み、一時は5点差をつける。終盤には2点を返されるも、見事に快勝を収めたフランス。攻守両面でたくさんの収穫を手にするとともに、ノックアウトステージ進出を大きく手繰り寄せた。一方のスイスは大敗を喫したものの、最後まで諦めない姿勢は次につながったといえるだろう。