秘密結社11改 秘密結社=イルミ33階層中,重要なのは下位の3階層のみ,上位30階層は単なる水増しオーディオブック動画
歴史的文献探索@
『秘密結社』
明治33年(1900年)3月@
フランス哲学博士 フランソワ・リギョール著
(1922年7月26日没)@@
その11 秘密結社の基本となる3つの階層と,最大は全33階層@
【要約】@
・自らは古今東西のすべての伝統宗教を全否定しながら,自身はむしろ一層迷信的で奇怪,そして笑止千万な儀典と慣行を後生大事にしているのがフリーメーソン党員である。
絶対的な禽獣的自由を標榜して,如何なる権威にも従属するな としながら,フリーメーソンの権威には極めて忠実であれ,と矛盾したことをのたまう。@
・フリーメーソンは,一般に,最低全7階層から,最も多いもので全33階層を擁しているものもある。
ただ,フリーメーソンの奥義の基本は,結局,どれにも共通にある 最も初学的で最も下位の 3つの階層に収まっている。
3つの階層とは,子分階,同僚階,親方階である。
フリーメーソンは,これを喩えて,子分階の党員は鉱物,同僚階の党員は植物,親方階の党員は動物となぞらえている。@
・3つの階層以外の階層(下から4番目以上)は,単なる出世欲や,その地位を高値で売買して利益を得る等の倨傲と貪欲の者を満足させるものとして作られたものが実は多い。@
・入党志願者(子分階に進む者)は,(目隠しをされた状態で,)苦い飲み物を飲まされたり,足が外れやすい渡り廊下を歩かされたり,一歩一歩空を踏んでいる様な感覚を起こさせられたり,際限なき階段を昇らされたりする。これは,入党志願者をして,あたかも水車の板羽の上を歩かせて,秘密結社の究極のところを知らせないようにするのである。@
・入党志願者の目隠しを取るや否や,彼に対し,党員達が剣を抜いて取り囲み,まさにその胸を突こうとする態度を示す。そこで,尊者がすかさず言う,
『汝,恐れるな,汝を突こうとする剣を恐れるな。これは誓いを破った者に対してのみ加えるものだから。つまり,もし汝が,フリーメーソンに忠実であるならば,その剣は汝の護身用に差し上げることになるだろう。そうではなく,もし宣誓に反するならば,この仇討の剣は,地上のどこまででも汝を追い詰めるであろう。』と。@
・同僚階に進みたい志願者(子分階の者)は,フリーメーソンを5周巡回させられ,4周目までは,土木工の職人工具(コンパスや角定規など一周毎に違う道具)を持たされる。
最後の忠誠の言葉の前に,グランドマスター・尊者は,フリーメーソン内の装飾の中から,中央に大きな文字のアルファベットのGの文字が書いてある燦爛・きらびやかな星形と歯車でもって,同僚階に進みたい志願者に拝見させ,驚嘆させる。@
・親方階の志願者(同僚階の者)は,素足で,左腕を衣服から抜き出して,裸の左胸を露出させた状態で,三角定規を手にする。身体に縄を三周巻きにされ,その縄の端をフリーメーソンの党員が持つ。この儀式の真意は,大神殿建設の事業に反抗しようとする者,つまりは絶対的な禽獣的自由の敵,圧制迷信の一味ではないかどうかを検査することにある。@
・秘密結社であるフリーメーソンには,多種多様な人物,要はその主義思想である社会破壊の目的にそぐわない者も多く参加してくるようになったため,入党してきた各党員の主義思想等を見極め,党員によって,結社の秘密をどこまで開示するか,その範囲や程度,内容を変えている。@