観測者の伝達 自分の身は自分で守るターンへ16日午後2時50分に北朝鮮の内部にある開城工業団地の施設の一つ南北共同連絡事務所が北朝鮮によって爆破された。 それは権力混乱期における北朝鮮において、内部で生き残りをしなければ他の古参の政治局員たちにその座を奪われてしまう事が必定の金与正氏とその取り巻きが行ったもの… と大枠でわたしはこう捉えた。
わたしは以前から何度も金与正氏では北朝鮮はまとまらないだろうと言った。 それは3つある。 まず女であり若い事。 そして政治局員の序列として高々30位前後であること( 22~30位という範囲であり、正確な事は北朝鮮側の発表がないので類推するしかない) 、更に言えば、北朝鮮の最高指導者は軍の最高指導者を兼務するが、それに就任する絶対条件として軍人としての経歴がない事が上げられる。 金正恩委員長は若い時に名前を変えてきちんと軍隊の中で軍人として活動をしてきた。 彼女にはそれがない。 そしてこれからもその経歴が獲得できるとは思えない。
だから頭の上に乗っかっている29名の古参の政治局員( 軍人たちも混じっているだろうが) にいつ追い落とされるか分からない設定が彼女には貼りついている。 なので彼女は強硬手段といえる様々なパフォーマンスをし続けなければならない。 これら政治局員たちはどうせ中国派が半数以上入っている。 つまり彼女が 怖い女皇帝 でなくなった瞬間に、恐らく北朝鮮は中国に併合されて消滅する… と彼ら朝鮮人たちがそれを思うのである。
しかしわたしはそんなに遠くない時点で( 年末くらいまでに) 金委員長が死去したということの真実情報が北朝鮮の国民の中に拡散しきると思っており( それを広める連中がいるのだ、どうせ) 、一般国民は武器も何もないからどうという事もないだろうが、軍隊と国内治安に関わる連中がそれらの情報を知り、得心を得て、金与正氏などを頭に命を賭けていられるか、となると、その後の展開としての国体の崩壊は近いだろうなと読んでいる。 それらの一番簡単な引き金は、これから北朝鮮の内部で武漢肺炎が大拡散する事である。 しかも兇悪に変異したタイプの拡散だ。
16日時点で中国の北京で100人を超える武漢肺炎の新規患者報告があった。 中国がこれを認めたというか表のメディアに出したということは、普通に考えて実態は酷いということになる。 単純に100倍するのが中国の発表の読み方だが、それどころではないのかもしれない。
そして当の彼らが今回の北京の武漢肺炎は欧州型( 彼らはこれをロシアから持ち込まれたと今のところ言っている) 、と言いはっているが、ま、あれですよ、普通に中国の内部で変異したんじゃないんですかね、最初に出てきた武漢型が… というのがわたしの見方。 先月くらいから経済再開を大々的に宣伝して中国内部は大丈夫だから海外投資家はどうぞ投資してくださいと散々ウソの営業活動をやったでしょう。 あれがあだになった、今になって出てきたとわたしは捉える。
つまりそういう兇悪化した武漢肺炎がこれからどうしても北朝鮮の中にも入っていくだろうから、それはもう、火葬など間に合わないほどに、ブルドーザーやパワーショベルで大きな穴を掘ってそこに遺体を入れて土をかぶせてコンクリをしなければならない程に多くの人々が死ぬだろうと想定する。
そんな極限状態に入ると、流石に北朝鮮の国民たちも本気の本気で怒りだし、その怒り出す部分が本来体制を護持する側のシステム機構の連中がそうなると、これはもうもたない。 かつてのルーマニアにおけるチャウシェスク政権がなんであんなに簡単に倒れたのかというと、この国体護持の連中が自分たちが大きく騙されて、そして搾取されていたという事を知ったからにほかならない。 北朝鮮でもそうした事が再現される可能性がある。
だから朝鮮半島で大きな動乱が直近で起こり、その後の政治体制がどうなるにしても決して日本に対して友好的ではないであろうという事を見越すと、秋田と山口の自衛隊駐屯地の演習場に設置する事になっていたイージスアショア( 陸上イージス) などの配備も最初から考えなおさなければいけなくなる。 しかしどうかなとも思う。 あれらを止めて、それを海上イージス艦に振り分けるのなら、現行よりも更に6-7隻の数を増やす必要があり、今海自は人手不足なので船を造っても動かす人間が手配出来ない。
だからどーすんのかなぁとわたしは昨日から色々考えてはいた。 一番簡単なのは、これから韓国から恐らく高い確度で米軍の勢力は全て消えるのだから、最前線はどうしても日本になり、であるのならば韓国に配備していたTHAADミサイルシステムを日本配備するのだろうなというのが一つ。
後は現行の憲法解釈でも全然その採用は可能なのだが、空母と潜水艦を増やす… くらいかなあなどと考えてしまった。 わたしはミサイル迎撃などというおとぎ話はあまり信じていない。 それは出来るかもしれないが、そんなものよりもより効果的で効率がよく合理的な「 敵基地を強く監視し、ミサイル発射兆候があった時点で先制攻撃の巡航ミサイルなどでの無力化」 の方が余程安上がりで安全だという側に立っているものだから「 やっぱ空母買って( 取り合えずは米国から) 、そこにトマホーク巡航ミサイル配備する事にしたのかなあ」 などと思ったのだった。
米軍は世界からいなくなる。 それはドイツと今の米国とのやりとりを見ても明らかだ。 韓国からも本当にいなくなる。 日本にはかろうじて残るとは思う。 ゼロにはしないと思う。 それらの理由の最大のものは、そんなに遠くない未来に北極海航路が常設航路として使えるようになるのだが、その時日本は、中東からの物流と北極海航路からの物流のちょうど真ん中に位置する 巨大な貿易中継基地国家 となることがもう運命づけられているので、それを見越して米国の資本は必ず日本に深く、広く展開することになるのだが、それら米国資本を守るために米軍は何としても日本に駐留してそれら米国の財産を守らなければならないから、だ。
しかしこの、世界から米軍が 本当に退いていく ということをもっともっと深く考えなければならない。 自分の身は自分で守るというこの当たり前のコトバを取り返して、しかしその上で「 実際には単独で国家を守るのは不可能だから、どうしても他の国と軍事同盟を結ぶ必要がある」 事を理解し、その上で日本はどうしていくのか、わたし、や、貴方はどうしていくのか「 自分はどうしたいのか」 ということを突き詰めてそれらの、それぞれの理解度における解答を得なければならない。
心の手のうちに握りしめなければならない。 そして行動だ。 我々日本人はその全ては例外なく、生きるという事すら他人任せの状態にしている器だった。 それをもう止める時期がきた。 続けたい人はそれをするがいい。 死ぬだけだ。 即座に。 これから我々日本人を先ず真っ先に襲う試練とはそれほどのものになる。 そして我々日本人がそれらの試練を乗り越えられなければ、それが無理だったら、他の人間も無理だ。 皆死ぬ。 皆消えていなくなる。 それだけの流れがこれから控えている。
北朝鮮は恐らく本格攻撃を韓国に対して仕掛ける余裕はないだろう。 だからこれから韓国の側の相当おかしな動きを、貴方は冷徹に分析して読み取ってそれを無効化する処理をしなければならない。 ま、彼らは8月4日にやるんだろう、新日鉄住金の資産を勝手に現金化し、あとは韓国内部にある全ての日本企業にあらゆる言いがかりをつけてそれら財産を現金化する。 更に第三国の日本資産にも手を付ける動きを本当にする。
だから今の時点でそれが徹底的に見えているから、恐らく日本政府は年内に彼らにとって致命的な措置を取る。 それらの対抗手段で韓国は人質外交と日本国内へのテロなどをしかける。 北朝鮮の側が仕掛ける事もあるし中国だってそれはある( 来年だろうと思うが米中軍事衝突の流れで)。
ボーッと生きてたら即座に死ぬ。 自分が何でこんなひどい目にあわされるのかという事を感じる暇もなく死ぬ。
わたしは、それは面白くないだろうと思ってキイを叩いているのである。