(たおやかインターネット放送)歴史散策ぶらぶらり家康生母、於大の方出生の地東浦於大の方は1528年、四代緒川城主の父水野忠政と母於富の方の間に生まれました。緒川・大高などの
知多半島北部と三河刈谷を支配していた忠政も、今川方の岡崎城主、松平広忠と手を結ぶため、14歳
になった於大の方を広忠へ嫁がせ、翌年には後の徳川家康が産まれました。家康が誕生して間もなく、
忠政の跡を継いだ兄信元が織田方についたため、松平氏と離縁することになり、その後、阿久比の坂部
の久松氏と再婚しました。家康が関ヶ原の戦いの勝利により天下統一を進めるなか、母として力を尽くし
ました。家康が征夷大将軍になり、江戸幕府を開く1年前の1602年、京都の伏見城で最期を迎え、75歳の生涯を閉じました。遺骸は東京の傳通院に葬られています。時代の情勢に左右されながらも一生を生き抜いた於大の方は、まさに戦国の世界に生きた女性でした。
リポーター:マ ミ
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