山本五十六・平和を希求した悲劇の将軍の生涯山本五十六(持論・百年兵を養うは、ただ平和を守るためである)は、彼が正常な考え方を持っていたことを示す。。アメリカ駐在の経験から、対米戦争に全く勝ち目が無い事を、国力の圧倒的な差から実感していた。軍事力より外交を重んじた近代的な政治家でもあった。彼は、結果的に亡国戦争に手を貸した事となった。遺書に「いざまて若人ら、死出の名残りの一戦華々しくも戦いて、やがて後追う我なるぞ」の言葉通り、ラバウルから飛び立って、撃墜される過程で、自決されたという(同行した部下の知られざる言葉)。