東北関東大震災 東日本巨大地震 福島第一原発で爆発音と白い煙 2011/03/12 東京電力福島第一原子力発電所1号機で起きた爆発事故は、原子炉格納容器内の圧力が異常上昇し、危険回避のための作業をしている最中に起きた。
1号機は、炉心が溶融している可能性も指摘されており、かなりの重大な異変が建屋の中で起きていたとみられる。
日本で最悪の原子力事故は、JCO臨界事故(1999年)だ。所外に中性子線が漏れ、周辺住民が避難する事態に発展したが、大きな被害を受けたのが所内の作業員3人だったため、レベル4の評価となった。
経済産業省原子力安全・保安院は12日夜の記者会見で今回の事故について「暫定的にはレベル4」との見方を示した。事故と異常事象を区別するのは、原子力施設に設けられた多重の封じ込め機能が破られたか否か。今回の事故で、建屋の爆発と燃料損傷が重なったとすれば、多重封じ込めは完全に破られたことになり、レベル4以上の事故と判断される可能性もある。
2011年3月13日01時51分