ガザ 2012.11 (2)(NHK 辻浩平記者)
「夜になるとイスラエル軍の攻撃が強まるため
空爆を避けるために電気を消している家も多く
暗い街並みが広がっています。
ガザの市民はこれまでの経験で空爆が激しくなれば
食糧の調達も難しくなるということが分かっているので
主食のパンを買い溜めしようと長い列を作っていました。
エジプトとの平和条約はイスラエルにとって死活的に重要。
そのエジプト首相がわざわざ戦火のガザに入り、
大規模攻撃はするなと釘を刺したことでイスラエルがどう出るのか」
(宮田律氏)
・シナイ半島の治安が非常に悪化している
・イスラエル国内では昨年来、経済格差に対する抗議が高まっているので
ハマスの脅威をアピールすることによって、
国民の不満をハマスの方に向けさせる
・ネタニヤフ首相はオバマ政権にイラン攻撃を求めるも進展しない
オバマ政権としては、今回のガザ攻撃を容認することによって
イランに対して強硬な措置を採らないことの
取引をやっているような印象を受ける
・イスラエルの軍需産業はイスラエル経済にとって大事な経済部門
戦争がなければ生産ラインがストップしてしまう
イスラエルとしては戦争や脅威があった方が経済的には都合が良い
イスラエルの軍需産業はこれまでもガザを攻撃する時に
新しい性能の兵器を使って兵器の性能を試験、
あるいは兵器の威力を国際社会にアピール、
買い手にアピールすることをやってきた
今回もそういう狙いがあったかもしれない
<参照>
ガザ 2012.11
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/palestine/2012/11/201211-da90.html