2017年5月14日大阪(公開)1.仏教の中核の思想「四法印」
四法印とは、諸行無常・諸法無我・一切皆苦・涅槃寂静という四つの教えであり、仏教の特徴を表し、仏教の象徴的な教えとされます。しかし、微妙に誤解されることが多く、正確な理解のための秘訣を解説しています。これを正確に理解すれば、仏教思想の中核を理解できるものです。
2.仏教の瞑想のエッセンス:「止観」
止観とは仏教の瞑想のエッセンスであり、こころが静まると、物事が正しく見ることができるということです。こうして、心を静める止の瞑想と、物事をありのままに見る観の瞑想があります。
さらに、物事を正しく見る力が智慧であり、悟りであるから、止観の瞑想は、正に悟りの手段です。
それは、苦しみを滅する手段でもあります。仏教は、人は、無智のため、不適切なとらわれを抱え、苦しみに陥るから、止観の瞑想で智慧が生じれば、無智・とらわれ・苦しみが解消すると説いています。
他