韓国自生植物園「永遠の贖罪」公開 K(関連)2020.07.25
政治
<デイリー新潮>朝日新聞の社説「世界遺産対立 負の歴史見つめてこそ」に軍艦島の元島民が「事実誤認の偏向」と抗議~ネットの反応「朝日は『日本は悪い国、日本人は悪い奴ら』のストーリーで一貫してるからな、無ければ創作してまで」
元島民も抗議
朝日新聞は7月9日、「世界遺産対立 負の歴史見つめてこそ」との社説を掲載した。《世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」に関する展示をめぐり、日本と韓国の間で摩擦がおきている》問題を取り上げた。
この社説に“事実誤認”の疑いが指摘されている
【1】「明治日本の産業革命遺産」は2015年ユネスコの世界遺産リストに登録された。
【2】遺産は19世紀後半から20世紀の初頭にかけ、日本の重工業が発展した歴史を伝える。山口県や福岡県など8県に点在し、静岡県の韮山反射炉や、長崎県の軍艦島、三菱長崎造船所、福岡県の三池炭鉱、八幡製鉄所などがある。
【3】世界遺産委員会では、長崎・端島炭鉱に動員された徴用工の説明をめぐって日韓両政府が対立、諮問機関のイコモスが勧告で「歴史全体について理解できる説明戦略」を求めた。
【4】日本政府は「真摯に対応する」と約束し、「産業遺産情報センター」の設置準備を進めてきた。
【5】20年6月15日、産業遺産情報センターが東京都新宿区で開所。センターの中では端島炭鉱や長崎造船所、八幡製鉄所などの歴史を解説した。
社説の「公文書」と「判例」
【6】センターは、戦時中の端島において朝鮮半島出身者への差別は「聞いたことがない」とした、在日韓国人2世の元島民の証言も紹介。これに韓国は反発し、6月15日には同国外務省が冨田浩司駐韓大使を呼んで抗議した。
【7】加藤康子センター長は朝日新聞の取材に対し、「政治的な意図はない。約70人の元島民へのインタビューで、虐待があったという証言はなかった」と答えた。
こうした経緯を踏まえて社説をご覧いただこう。冒頭は、こんな具合だ。
《国としての対外的な約束は誠実に守る。日本が求めてきた、この原則を自ら曲げるようでは信頼は築けまい》
朝日新聞は、センターがアーカイブした端島炭鉱=軍艦島の元島民による証言を《当時を知る人びとの証言が、貴重な価値をもつのは論をまたない》と評価しながらも、《個々の体験の証言を取り上げるだけでは歴史の全体像は把握できない》と指摘した。
自分で《貴重な証言》と言っておきながら、それだけでは《歴史の全体像は把握できない》というのだ。