HEIHO(兵補)旧日本軍は、お粗末な計画で行った戦線拡大を行った。その過程で、兵力不足を補うために、現地兵・兵補を募集し、更に、強制的に徴兵もした。元々、西欧帝国主義からの開放と言う美名で行ったインドネシア占領・資源確保政策であった。従って、現地の文化を踏みにじり、日本文化を強制した。戦況が悪化すると、インドネシア国外にも兵補を派遣したが、戦況が悪くなると、彼らを現地に置き去りにしていった。究極の無責任政策だった。ここに、兵補の扱いを見ると、大東亜共栄圏という一見美しい日本の構想は、100%デマであったことが、確固とした証拠の基に証明されことになる。戦後も尚、この無責任政策の爪あとが消えないどころか、賃金支払い問題が残り、インドネシアでは、しっかり教育の場で、この問題が伝え続けられている。兵補の戦死者は1万人以上といわれてる。このドキュメンタリーフィルムは、旧日本軍トップ官僚達によるインドネシア無責任統治の実態を語っている。 ここにでているサディナムさんの夫は、兵補として徴兵され、栄養失調状態で帰宅したが、その後、直ぐ死亡。彼女は残された4人の子供を抱え、苦しい生活を、親戚に支えられて送っている。彼女は、日本政府の性格支援を訴えている。 この編では、インドネシアが国家として、日本の侵略と戦後も続くあの大戦に対する無責任体質体質を教育の中で教え続けている。また、、現地人が、旧日本軍の***問題・慰安婦問題や現地人虐殺問題に対し、依然、怒りの念を抱いている事が印象深い。35954人の元兵補・遺族達が存在証明・未払い給与・貯金の返済を日本政府に求めている。(昭和67年当時)