不法投棄で東横イン前社長逮捕 松江市のホテル「東横イン松江駅前」地下から硫化水素が発生した事件で、島根県警は29日、東横イン(東京都大田区)の創業者で前社長の西田憲正容疑者(62)が、硫化水素の発生源となった建築廃材の投棄を指示したとして、廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで逮捕した。「投棄の伺いに同意した」と容疑を認めているという。県警は組織的事件とみて追及する。
調べでは、西田容疑者は04年10月~12月にホテルの新築工事をした際、内装工事をしたグループ会社「東横システム電建」元副社長、清原良昭被告(64)=同法違反罪で起訴=らに指示し、ホテル地下配管室に建築廃材約30トンを投棄した疑い。