ナゴルノカラバフ紛争、ロシアの仲介で停戦か9月27日に始まったナゴルノカラバフ紛争は、6週間の戦闘の末、アゼルバイジャンが優位に立った模様である。アルメニアが負けすぎるのを避け、そしてトルコの影響力を抑えたいロシアが仲介に乗り出し、停戦が決まった。ナゴルノカラバフは、もともとアゼルバイジャンの領土であったが、最近はアルメニア人が支配している。停戦でアゼルバイジャンは戦闘の結果を反映し、いくらか領土を取り戻したようだ。停戦内容は、アグダム東部は、アゼルバイジャンに引き渡される。モスクなどがあり、アゼルバイジャンにとっては重要な地域である。またナゴルノカラバフからアルメニアに至る幹線道路があるラチン地域も、アゼルバイジャンに引き渡される。ただ、ラチンコリーダ(回廊)は、ロシアの平和維持軍が守る。トルコは、アゼルバイジャンを支援している。他方、ロシアとフランスは、アルメニアを支援している。アゼルバイジャン優位の停戦内容に、アルメニアでは不満が強いという。トルコとアゼルバイジャンは、ある程度満足していると見られるが、トルコの動きは不明だ。ロシアは、ナゴルノカラバフにロシアの平和維持軍を置けて満足しているだろう。プーチン大統領の勝利かもしれない。