第4回 #どらえもん大学 マッカーサーと昭和天皇の会談秘録❣️日本国憲法について❣️保守合同、清和会2022年夏。安倍元総理の非業の死から1か月がたとうとしています。日本社会は、パンドラの箱が開いた。
GHQ、マッカーサー、サンフランシスコ講和条約、沖縄返還交渉、沖縄返還、ニクソンショック、自民党と統一教会の歴史。文鮮明、吉田氏、岸信介、笹川良一、児玉誉士夫と。それまでタブーとされていた戦後政治の闇が表へ解き放たれた瞬間だ。
その歴史の手がかりと知られざる戦後日本政治史の秘密を語る、語り部には、元日経新聞政治部ベテラン記者そして総理秘書として名を馳せた永田町のどらえもんこと松田光世氏。
ナビゲーターは、政局ウォッチNOW❤️でおなじみの政治アナリスト❤️チャオ。
この夏、貴方の知らない戦後をお届けします❣️
日本国憲法は、昭和天皇が大日本帝国憲法を改正手続きに則って勅令で変えたもの、その史実を松田光世氏に本日のどらえもん大学では解説していきます。番組後半最後には、秋のこれからの日本外交、世界の外交日程。維新の代表選などにもふれました。
以下は、どらえもん大学 講師の松田光世氏のTwitter文章から
史実を調べれば、幣原内閣当時の吉田茂外相が何十回も内奏し、GHQと昭和天皇との間を往復して条文案を調整したことは自由党の議員や秘書の間では他言無用の常識。昭和天皇は天皇の項目だけでなく、9条にも赤ペンを入れたという。9条は御製なのだ。知らずに改正を叫ぶ輩は、昔なら全員不敬罪だ。
9条の条文の意味するところは、二度と国民を戦争の惨禍に晒さないという昭和天皇陛下の深い反省と誓いの表現なのだ。二度と他国に兵を送って植民地にするような国にはならないというところに大御心はあった。
もちろん、日本国憲法の承認を求めた議会で、吉田茂が答弁しているように、国際法上の常識である自国防衛のための軍事力を持つことまで、9条は否定していない。しかし、それはあくまで「専守防衛」にとどまる。それが昭和天皇が条文に込めた思いだ。
大日本帝国憲法改正の調整が行われた1946年ころは、海外に展開した日本兵の復員事業が終わっておらず、ソ連の捕虜となった兵士のシベリア抑留問題も解決のメドがたっていなかった。GHQの最大の目的は、日本の非武装化だった。
二度と戦争の惨禍を国民に与えないという昭和天皇の思いと日本の非武装化を進めるGHQが一致できたのが、9条の条文なのだ。GHQが一方的に押しつけたとする議論は、当時、巣鴨プリズンにいた岸信介らが、あとから唱えたもので、全く史実に反する。
ちなみに、吉田茂は、岸信介の「押しつけ憲法論」に激怒し、1954年に岸を自由党除名処分にした。それに反発した岸は、鳩山一郎を党首に改憲を旗印に保守勢力を糾合して日本民主党を結成、金権選挙で第一党になり、改進党などと鳩山内閣を作るのだ。
当時、ストロングマンの岸がCIAから巨額の資金**を受けていたことは、保守政界では知らない者はいなかった。弟の佐藤栄作が自由党にいたし、民主党に来たら云々という誘い文句として、選挙資金をCIAが**するという話は、永田町のヒソヒソ話で語られていたのだ。保守政界あるあるである
野党となった自由党は、岸とCIAの資金の流れを絶とうとし、一計が案じられた。それが保守合同である。自民党結党時には日本民主党と自由党の間で密約があり、自民党結党後に政治資金規正法が改正されて外国人や外国企業からの献金は禁止された。
私は自民党の立党綱領を書いた叔父から自由党と日本民主党の裏密約の話を小さい頃から聞いて育った。自由党は綱領に改憲を入れないことを優先し、党首鳩山一郎、幹事長岸信介など骨格人事はすべて譲ったという経緯も。叔父はその保守合同を巡る折衝のメモをとる裏方だった。
岸に直接資金を流せなくなったCIAは、裏口ルートを作る。その時KCIAがCIAに推薦したのが文鮮明。CIAは日本での裏金作りの手足となる工作員だった笹川良一(本名:文堯)と文鮮明を引き合わせた。
夫婦別姓の李氏朝鮮では名字が同じなら少なくとも遠い親戚というのは当たり前。笹川のルーツは、北朝鮮の文鮮明の故郷と同じだったため、同じ文氏であることからかなり近い親戚だろうということで、二人は血盟関係を結んだ。
そして、日本に統一協会の支部が作られた。まさに政治資金規正法の抜け穴を利用してCIAの資金をマネーロンダリングして岸の政治力に変える役割を果たしたのが、統一協会だった。南平台の岸邸の離れに統一協会の本部が置かれたのは、偶然ではない。
統一協会は、CIA資金がドルから円に代わり、岸に渡るマネーロンダリング窓口だった。今、当時の経過を詳細に調べ直している。ただ、統一協会自体は日本での法人登記が1964年なので、1959年に日本統一協会が立ち上がり、岸邸にあった時は、別の受け皿があったはずなのだ。
福田達夫氏は「自分には関係ない」という。それは、聞かされていないだけだ。親父に聞いてみればいい。統一協会がCIAの資金洗浄装置だったと私に証言したのは、他ならぬ福田赳夫元首相その人なのだから。
私は叔父から統一協会が議員に派遣しているいわゆる「勝共秘書」の問題が自民党が解決しなければいけない永年の懸案だと聞かされていた。だから率直に福田元首相に聞いた。「協会から秘書を派遣されて人件費を寄付として収支報告していない議員はアウトでは?」と。福田氏は苦笑いして答えた。「君の言う通りだ。しかし、それをダメだと取り締まったら、自民党から国会議員はいなくなる。だから警察も検察も問題にしないんだ」と。あまりにも深い自民党の闇、宿業なのだ。
そうして、自民党が統一協会と否応なく一体化してきた結果、安倍晋三氏は暗殺された。ここですべてを反省して、腐れ縁を断ち切れないなら、まともな国民は自民党を断ち切るしかないのだ。
政治アナリストのチャオ❤️です。政局ウォッチNOW❤️独自夏休み、日本政治史秘録は、
元日経ベテラン政治部記者松田光世氏と語る、良い子のための戦後レジーム総決算❣️戦後日本政治史秘録❣️シリーズです。