区都ラウカイを含むコーカン自治区全域(ミャンマー連邦第一特区)は、2023年10月開始の1027作戦第一弾期間中にミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)によって奪還され、四大家族のようなオンライン詐欺勢力の大部分は一掃されたのでしょう。その後、第二弾期間中にラシオ等も攻略された後、度重なる空爆を受けたりしていましたが、2025年1月、中国政府の仲裁によって、停戦合意が再び締結されました。それに伴い、停止または一部制限されていた電力供給・人の往来・物資搬送・ネット環境等は徐々に再開されてきたようです。この時期に大切なのは、地元住民が安心して働き、暮らせるように好循環となる環境を構築・維持することでしょう。ケシ栽培等に手を染めたりすることのないように、茶葉等の特産物を買ってあげることを通じて、支援が可能であると私は考えます。本商品は、ミャンマーコーカン自治区で生産された餅茶状の生茶(緑茶)です。1989年にビルマ共産党を割って出て、少数民族地方武装組織の一つであるミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)を創設した故彭家声氏については、様々な評価があろうかとは思いますが、その起伏に富む人生の中で、違法薬物を撲滅するための代替作物として、茶葉等の栽培を奨励したことは、大きな功績だと言えるでしょう。本商品の外箱と包装紙上には、茶葉栽培の推進、違法薬物の禁止、生活の改善を主旨とする一文に続いて、故彭家声氏のサインがプリントされています。そして、「コーカン王(果敢王)」という商品名に相応しい古樹から採取された良質の茶葉が使用されています。「コーカン王(果敢王)」という名称を単純に冠した商品は少なくありませんが、そうした民生政策に触れながら、創意工夫を凝らした商品は、他では見掛けないです。こちらの業者さんは、コーカン自治区内の拠点を閉鎖して、現在は雲南省内で経営されていらっしゃり、本商品は貴重なレア物だと言えるでしょう。現地で茶栽培に従事する人々の暮らしを支えることに繋がると思われますので、ぜひ、お買い求めください。弊社が現在扱っている商品は、すでに中国国内に在庫があるものばかりですので、中緬国境ゲートの開閉状況にはあまり影響されません。ご注文いただくと、弊社の事務所を経由せずに、茶業者さんから沿海地域の提携物流業者さんの倉庫に直接運ばれた後、日本向けに発送されます。なお、賞味期限は、特にございません。新鮮なものが好まれる一般的な緑茶とは異なり、年月を経て、熟成するほど風味がよくなると言われており、価値が上昇したりします。ちなみに、 「プーアル茶」という固有名詞は、中国大陸において、地理的表示の保護対象となっているため、念のため、単に「生茶」(緑茶)として、ご紹介させていただいております。2024年2月1日より施行の中国「地理的表示製品保護弁法」(国家知的財産局令第80号、2023年12月29日、https://www.gov.cn/gongbao/2024/issue_11226/202403/content_6940042.html)第2条を厳格に適用すれば、すでに国境が確定してミャンマー領となっている旧雲南省内のコーカン地域で現地の茶葉を主として使用して生産された商品を「プーアル茶」と銘打つと矛盾してしまう側面がなくもないということです。本商品の現在の在庫は、日本の省令に相当するこちらの「部門規章」の施行前に生産されており、すでに中国国内に搬入され、輸入の際にも問題がなく、しかも、コーカン地域は1897年に清朝より英領インドに割譲されたという歴史的経緯等の要素を考慮すれば、中国から日本に向けて郵送される際に中国の税関で問題とされることはまずないものと思われます。現在の在庫が売り切れとなった後、原産地表示等は変更となるかもしれません。お早めにお買い求めください。
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