無人島に流れ着いた男と女の主従関係が逆転する時・・・
格差を超えた男と女の極限の愛と性を描いたエロティックロマンス
監督はイタリアの女流監督リナ・ウェルトミューラー。彼女の代表作の一つである本作は、単なるロマンスに留まらず、資本家と労働者、男と女という対立軸を通じて、人間の本質をユーモアと皮肉たっぷりに描いた。
<STORY>
ラファエラ夫人はブルジョア階級の仲間たちと豪華ヨットで地中海バカンスを満喫していた。ある日、ラファエラは使用人ジェナリーノと共に小型ボートで沖に向かった。だが、ボートのモーターが故障し、海上を漂ったあげく二人は無人島に流れ着く。文明から切り離された苛酷な環境にジェナリーノはすぐさま適応する一方で、何もできないラファエラは、やむを得ず彼に従うことにしたが、いつしか野性的なジェナリーノのたくましさに惹かれ、服従する喜びを感じるように…。