見返りを求め続ける思いは、実は相手ではなく、あなた自身を苦しめています。長年抱き続けてきた思いを断ち切ることが困難なのは、心の奥で相手からの何らかの反応や返事を期待しているからです。この期待こそが執着を生み、私たちを相手に依存させる根本的な原因となっています。
しかし、見返りを求めない純粋な思いは、相手の反応に左右されることがありません。それは完全にあなた自身の内側から湧き上がる感情であり、誰にも奪われることのないあなただけの宝物となります。
相手がどのような反応を示そうとも、その思い自体の価値は変わることがないのです。この視点に立てば、思いを無理に断ち切る必要はなくなります。
大切なのは、その思いを相手への期待から解放し、自分自身の心の財産として受け入れること。そうすることで、あなたは真の意味で自分自身と向き合うことができるのです。