沖縄戦 離島残置工作員の実像九つの島に11人が配置
目的:米軍に対して住民を巻き込んだゲリラ戦を実行すること
上原敏雄:国民学校の教員 陸軍中野学校の特殊工作員
「残置諜報員の問題は沖縄戦を日本軍がどう見ていたかの一つの表れ」
(島袋由美子さん)
「住民を集めて、そこで『皆、玉砕させる』と、びっくりした。
島民を皆玉砕させると」(譜久里藤江さん)
「沖縄はかつて琉球王国という独立国家であったために
天皇の存在さえ知らない人が沢山いるから、
日頃から監視しておかないと、
いざという場合にどこへ向かうか分からない。
『全県民総スパイ視』という言葉まで言われるように
ひどい状態が実際に起こっていた。
捨石にされたということと
日本本土の目的達成の手段に供されるという
もの扱いされてきたのがはっきりする」(大田昌秀)